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[コラム] わこでの日常(12)


 少し前になりますが、“カナヘビ”の話題が学童で行き交いました。捕まえたり、貰ったりしたカナヘビを家庭で飼育している様子を教えてくれる女の子と、ほぼ毎日学校から捕まえては家の庭に放していると話している男の子がおりました。学年や普段の遊びの好みの違いもあり、あまり交流のない二人ですが、この時期はカナヘビについて話している様子が見られました。



 女の子の方は飼育しているだけあって流石の知識量。大きさや色味で生まれたばかりかどうかや、日の当て方までしっかりと熟知しています。よく捕まえてくる男の子だけでなく周りで聞いていた子たちも「すご……」と声が漏れるほど。自由研究の題材にしても良いくらいです。現在はだいぶ冷え込んできたので、持ち帰ってくることは無くなりましたが、時折カナヘビについて聞いてみることもあります。

 


 話が少し変わり、少し前まで学童の玄関先にはモクズガニ2匹が一週間ほどおりました。

 静かに泡を立てており、まるで『ヤマナシ』に出てくるサワガニ兄弟のようです。そしていつの間にか名前がついていたようで、「カー君」「ニー君」と呼んでいました。まじまじと観察をする子もおり、はさみのもこもこや、泡をはき続けているのを面白そうに見てしておりました。また、こども達の中には食用かどうかを気にしている子もいて、「スーパーに売ってたみたいだから食べれられると思うよ」と言うと「食べちゃうの?!」と驚いていたので「さすがに食べないよ」と返しました。

 現在、カニは別な場所におりますが、時折こども達は思い出したように「元気かなあ」「どこいるんだろ」「もしかして食べちゃった?」と言うことがあります。先日、園庭遊びの際に久々に見せてもらうと、1匹まだ生きており、子ども達は歓声を上げておりました。その後に「まだカー君生きてたね」と少し嬉しそうな様子でした。

(支援員・カワベ)




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