[コラム] わこでの一コマ (10)
- 聡美 川邊
- 6月20日
- 読了時間: 2分
わこの園庭には、あまり広さはありませんがたくさんの植物が植えられており、子ども達は鬼ごっこや砂遊びの合間に観察をしていることがあります。
先日、植えている木の葉っぱや木の実を指でこすり、においを嗅いでいる子がおり、「おれ、この匂いめっちゃ好き!」と言ってニコニコしておりました。
「これは山椒だねぇ」と言うとわらわらと他の児童も寄ってきて「わたしも好きかも~」「なにこれ?」「たしか料理に入れるよね?」「これ食べられるのぉ?!」と言ってにぎやかになり、まじまじと観察をしている様子にほほえましく思いました。
また別の日、園庭にはまだ熟れていないブルーベリーの実が落ちており、子ども達から「なにこれ?」「ブルーベリー?」「え、ジャムのやつ?」「これで作れるの?」とまたにぎやかになり、今は食べられないことが分かるとペットボトルの中に入れてジュース作りと称して色水を作って遊んでいました。そうやって遊ぶ中で、もっと濃い色にするにはどうすればいいか考える姿が見られ、次はどんな工夫を見せてくれるのだろうと見ているこちらがわくわくしました。
その翌日にはさらに遊びが発展していて、一部の子ども達はいろいろな枯れ葉や小石を集め、ろ過装置を作っておりました。いざ泥水を流してみるとお手製ろ過装置の中身がすべて流れ出し失敗ている様でしたが一緒に遊んでいる子達で笑いあい、次はああしよう、こうしようと話し合いながら新たにろ過装置作りへ挑む姿が見られました。
新しいことを知ることや色々と実験をしてみて失敗を恐れずに挑戦をする姿は、今後成長していっても大事にしてほしいなあ、と思いますし、筆者(カワベ)もその姿勢を見習いたいと思いました。
Comments